イグニスはかわいいけど車の意味は?気になる名前の由来や開発経緯も解説

自動車の話って、専門用語が多くて難しいですよね。

この前、私にもこんなことがありました。

車好きの上司と休憩中の会話の中で、自動車の話題になったのですが、

全然ついていけず、「そんなことも分からないのか」と鼻で笑われるはめに。

めちゃめちゃムカつきましたが、「会話のネタに困らないくらいのことは、知っておいた方がいいな」とも思ったので、調べてみました。

そんなわけで今回は、車好きが大好きな車であり、会話ネタの宝庫であるスズキのイグニスを紹介したいと思います!

イグニスはかわいい見た目だけど車の意味は何なの?と意外に車好きでも知らなかったりするので、由来や開発経緯を詳しく解説していきます。

イグニスはかわいいけど車の意味は?

イグニス。何となくかっこいい響きですよね。

「点火」を意味する「IGNITION」から連想された造語です。

人々の心に火を灯し、気の向くままに移動を楽しんでほしい。

という開発者の願いが込められています。

名前の意味を知ると、積極的・活発な車といったイメージが沸きますよね。

イグニスってどんな車?

SUVという言葉、何となく聞いたことないですか？

スポーツ・ユーティリティー・ビークル（Sport Utility Vehicle）の略で、スポーツやレジャーシーンに適した車のことです。

イグニスは、SUVを更に小型化したコンパクトSUVと呼ばれる車です。

つまり、レジャー目的のアウトドアでも、ちょっとした買い物でも小回りが利く、オールラウンダーと言えます。

そのコンパクトさは常軌を逸していて、全長は3.7m。一般的に3.4mより小さいと

軽自動車と呼ばれるので、普通自動車としてはギリギリを攻めています。

つまりイグニスは、普通自動車の排気量（エンジンのパワー）と、軽自動車並みの小回りの良さを両立している訳です。更に車重も軽いので、低燃費でもあります。一石三鳥といったお得さを感じます。

イグニスの開発経緯

イグニスは、2016年2月に発売されました。日本は元より、欧州やインドなど、海外でも幅広く販売されてます。なぜ、国外にも力を入れているのでしょうか？

それは、イグニスがコンパクトSUVという新ジャンルを、グローバルに普及させることを目指して開発された車だからです。

思えば、イグニスが発売された時期は、前年2015年にパリ協定が採択され、欧州を中心に世界中で温室効果ガスの削減に注目が集まっていた時節でした。

自動車業界全体が小型化に必死に取り組み、答えの一つがコンパクトSUVイグニスというわけですね。

そういわれてみれば、イグニスの内装はSUVのイメージと反してイタリア車を思わせるシックな雰囲気です。

欧州での販売を狙ったことと無関係ではないでしょう。

イグニスの売上はどうなの?

世界的に期待されている一方で、日本での売り上げはあまり好調とは言えませんでした。

発売された2016年こそ24,261台を売り上げていますが、

4年経った2020年には2,647台まで減っています。ほぼ10分の1ですね。

参考：新・クルマを買う!

イグニスはなぜ日本では売れなかったのでしょうか。

答えは日本人の好みに関係していそうです。イグニスに試乗した多くの人の意見は、「なんだか狭い」という物でした。

極限までサイズを切り詰めたイグニスは、日本人にはマイナスの印象を与えたようです。確かに、日本人は新車に選ぶとき、広さはかなり重視している気がします。

娘が「わー、広ーい！」などと言おうものなら、「よーし、パパ買っちゃうぞー!」などというシーンが目に浮かんできます。

イグニスは失敗作だったのか?

日本で売れなかったイグニス、その開発は失敗だったのでしょうか。

私はそうは思いません。

日本人の評価はいまいちだったかもしれませんが、極限まで小型化したSUVを作ったという経験は、後に発売された車にも確実に影響を与えています。

例えば、2017年にクロスビーという車が発売されています。2020年においても15,546台と好調な売り上げを見せています。

参考：新・クルマを買う!

イグニスと同じく、コンパクトSUVですが、僅かに車体が大きく、内装も広いです。

イグニスを継承した形で、日本人ウケするようにカスタムして成功した訳ですね。

姿かたちは変わっても、コンパクトSUVの需要があればイグニスの魂は引き継がれていくわけで、その礎を作ったプロジェクトが失敗なはずがありません。

まとめ

まとめます。会話のネタ帳に書き写してください!

1. イグニスの名前の由来は「点火」を意味する「IGNITION」から連想された造語
2. コンパクトSUVという、いいとこどりのオールラウンダー!
3. 販売ターゲットは欧州を始めとした世界
4. 日本での売り上げはいまいち
5. しかし、その魂は後継車に受け継がれ続ける

イグニスはこのような車です。

見た目がかわいいけれど、実力もあり、車の意味もかっこいいですよね。

どこか、極限まで研ぎ澄まされた職人の熱い魂のような印象を受けました。

車好きとの会話に花が咲きそうですね!

イグニスについてご興味が沸きましたら、是非ご自身でも調べてみてネタ帳に書き込んでみて下さい!