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2018年7月に自動車メーカーのスズキより、「史上最強のジムニー」として、4代目ジムニーと共に2代目ジムニーシエラが発売されました。
1993年に発売された当時は、ジムニーよりもさらにパワフルなエンジンと大きいボディを備えた「現場の車」として多くの人気を集めました。
現在では、アグレッシブな運転をしたい方やアウトドア向けの自動車として有名なジムニーシエラですが、初代から2代目にかけて「現場の車」から「自由を楽しむ車」により進化しました。
外観の変化には気づけますが、実際に乗車した時の乗り心地などは見ただけでは分かりづらいです。
今回は、2代目として発売されたジムニーシエラの乗り心地について紹介します。
ジムニーシエラの座り心地について
引用元:スズキ公式HP
発売当初は、座り心地がよい、過ごしやすい空間を意識するというよりかは、険しい山道や舗装されていない道などを、颯爽と登っていくというパワフルさを重視した作りになっていました。
現在では、アウトドアやアグレッシブな運転を中心とした趣味で運転する方が多くなってきているため、昔のようなパワフルさを全開にして走るよりは、座り心地が良い、過ごしやすい空間も一緒に兼ね備えた車になっております。
座席シートは、幅広のシートフレームとクッション性能をリニューアルして、険しい山道や舗装されていない道での、優れた乗り心地を確保しシートの座面形状とウレタンの特徴をうまく調整して、長時間の走行でも疲れにくいシートを実現しています。
また後部座席は、左右独立しており12段階のリクライニング機能があり、長時間のドライブや過酷な環境での運転でもリラックスした姿勢で過ごすことが出来るのも嬉しいポイントですね。
また前後席やシート座面・背もたれ部分には撥水加工が施されている為、掃除がしやすいのも嬉しいですよね。
このように、長時間運転する事や険しい山道などを運転する事を想定されて座り心地がいい座席設計をしているのは、ジムニーシエラならではだと思いました。
アグレッシブな運転を可能にするフロントシート
引用元:スズキ公式HP
ジムニーシリーズは、「自然の奥地へ分け入る悪路走破性」をコンセプトとしており、山道や舗装されていないでこぼこ道を運転して楽しむ車でもあります。
そのようなアグレッシブな運転も可能にするフロントシートですが、アグレッシブな運転をするのであれば、やはり乗り心地が気になりますよね。
ジムニーシエラのフロントシートはシートポジション調整が10mmと細かなピッチで設定されており前後240mmとスライド可能な為、様々な体格の人が、長時間運転しやすい姿勢を作ることが出来ます。
また運転しやすい姿勢を作るために、ハンドルを35mmの幅で調節出来る機能が装備されており安心して運転に集中出来るように工夫されています。
さらに2代目ジムニーシエラは、aピラーを立てたことにより横方向の視界が広がりました。
そのため死角を低減する事が出来き視界が見えづらい山道やアグレッシブな運転などもより安全に出来る様に設計されています。
このように2代目ジムニーシエラはフロントシートに多くの工夫をする事で、さらに過酷な環境でも窮屈と感じにくく、長距離の運転でもしんどく感じない乗り心地を実現したようです。
心地よい静けさを実現させた騒音対策
引用元:スズキ公式HP
乗り心地について紹介する際に、抜けてしまいがちな騒音について紹介したいと思います。
座りやすいシートや運転しやすい空間など良い条件が揃っている車でもいざ走り出したら、かなりうるさかった。ということが、かなりにあるかと思います。
車も機械ですので、車を発車させる時や走行中などはどうしても機械音が出てしまいますよね。
そのような騒音対策をジムニーシエラではかなり対策されているようです。
シート下のカーペットには、全面にフェルトを施し一体成型カーペットを採用しており道路とタイヤの摩擦で出るロードノイズを軽減し、ギアを切り替える際に出るトランスミッションの透過音を軽減してくれます。
また車体の天井部分には、高い吸音性を備えた成型天井材を採用し、さらにボディの鉄板とダッシュボードの間にルーフライニングサイレンサーを装着する事で風の騒音や雨音を軽減してくれます。
エンジンの透過音の軽減の為に、エンジンルームと車室内を隔てているダッシュパネルのエンジン側に、ダッシュアウターサイレンサーを装着し、内側にはダッシュインナーサイレンサーを装着しています。
その他様々な騒音対策をする事で、アグレッシブな運転をしているにもかかわらず静かな車内を実現する事が出来たようです。
まとめ
今回紹介した、ジムニーシエラの乗り心地についてまとめると、
- 幅広のシートフレームとクッション性能をリニューアルし長時間の走行でも疲れにくいシートを実現。
- フロントシートはシートポジション調整が10mmと細かなピッチで設定されている。
- フロントシートは前後240mmとスライド式の為、様々な体格の人や長時間の運転もしやすい。
- ハンドルを35mmの幅で調節出来る機能が装備されている。
- aピラーを立てたことにより横方向の視界が広がり、死角を低減する事が出来きより安全な運転を実現した。
- シート下全面にフェルトを施した一体成型カーペットを採用し、ロードノイズとトランスミッションの透過音を軽減する働きがある。
- 天井部分には高い吸音性を備えた成型天井材を採用し、ルーフライニングサイレンサー装着する事で風の騒音や雨音を軽減。
- エンジンの透過音の軽減の為に、ダッシュアウターサイレンサーとダッシュインナーサイレンサーを装着している。
ジムニーシエラは、アグレッシブな運転を人気としている車種になりますから毎日の運転よりも、アウトドアや山道、舗装されていないでこぼこ道や長距離の運転など、過酷な環境で運転した方が、乗り心地の良さがより発揮されるように感じました。
今回はジムニーシエラの乗り心地にフォーカスを当てて紹介してきましたが、ジムニーシエラならではの高性能な機能やデザインなど紹介出来ていない所もあります。
ぜひ皆様も色々な視点でジムニーシエラについて調べてみて下さいね。その際にこちらの記事も参考にして頂ければ幸いです。
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