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ダイハツから発売されている、ハイトワゴンのタント。軽自動車ながらも、広々と使用できる車内空間や利用者の目線に立った、便利な工夫がいっぱい施された車です。
カーライフを過ごすにあたり、欠かせないのがタイヤ交換。安全なドライブのために行うだけでなく、タントのスタイリッシュさに更に磨きをかけるため、タイヤ交換を行いたい方もいるでしょう。
タントのタイヤサイズが気になる方に向けて、今回はタントのタイヤサイズについて調査しました。スムーズにタイヤ選びができるよう、是非参考にしてみてくださいね。
※当記事では、2020年以降に発売されたタントのタイヤサイズを取り扱っています。
タントの純正タイヤのサイズ
2022年執筆時現在では、タントの純正タイヤサイズは2020年式以降、標準装備で「155/65/14」となっています。660カスタムRS 2WD、660カスタムRS 4WDにおいては、「165/55/15」となるのでご注意ください。
タントは、スーパーハイトワゴンというジャンルに位置する、大容量の車内空間を持った軽自動車になります。
後部座席にはスライドドアが採用されていることに加え、前席と後部座席のピラーのない「ミラクルオープンドア」が採用されています。そのミラクルオープンドアにより、唯一無二の乗降のしやすさや、便利さが叶った魅力溢れる車です。
かっちりとした四角いフォルムもスタイリッシュでカッコ良いんですよ。特にファミリー層に人気が厚い車です。
そんな実用性にも見た目にも非の打ちようのないタントにとっても、重要なパーツの一つのタイヤ。
安全性はもちろん、よりカッコよい見た目にすべく、タイヤやホイールに拘りたい人も多いはずです。
見た目をかっこ良くする手段として、タイヤのインチアップがありますよね。
後ほど、タントで最適なインチアップのサイズもご紹介していくので、参考にしてみてくださいね。
タントのタイヤのサイズの見方
タントの純正タイヤサイズについて先ほどご紹介しましたが、いろんな語句が並んでいて、分かりづらいですよね。タイヤサイズをパッと見で判断できるよう、見方をお伝えします。
タイヤのサイズは、なんとタイヤの側面に表記されているんです。分かりやすいですよね。
また、純正のタイヤサイズについても、運転席側のドアの内側に貼られているシールがありますが、そこにタイヤサイズと適正圧が記載されていることが多いですよ。一度確認してみてくださいね。
タントの標準装備のタイヤの場合は、「165/65/14」といったサイズですが、これを詳しく説明すると、
- 155→タイヤの幅
- 65→偏平率(横からタイヤを見た時のタイヤの厚さ)
- 14→リム径(タイヤの直径:内径のこと)ホイールが組み込まれる部分で基本的にインチ表記。
といった意味があります。
一見暗号のように見えますが、意味が分かればこっちのものです。
また、ホイールサイズにおいてよく出てくる語句として、穴数と、PCDという語句があります。こちらはホイールと車体をナットで固定する際に必要な情報なのですが、PCDは穴と穴の距離をさし、穴数は、ナットを通す穴の数をさします。PCDや穴数が異なれば、そのホイールはタントに使用することができません。
カッコいいホイール!と見た目だけで購入せず、ちゃんとタントに対応しているかどうか判断してから、ホイールを選択するようにしましょう。
シーズン毎のタイヤの種類と交換のタイミング
タイヤ交換と一言で言っても、どのタイミングで交換すべきか、詳しくご存じのない方もいるのではないでしょうか。一度ここで、タイヤ交換のタイミングについてご紹介します。
タイヤを交換するタイミングは、
①季節が変わる時
②タイヤが劣化した時
③お好みでタイヤを交換したい時
の3つが大体挙がります。この3つのタイミングのうち、①②のタイミングにおいては、交換するタイミングがとっても大切です。詳しく説明していきますね。
①季節が変わる時
日本は美しい四季が訪れる国ですが、その季節によって天候が大きく変動し、路面状況も変わります。そんな中でも安全な走行をするためには、その季節に適したタイヤ交換が必要です。どのタイヤを使用するのが適切であるのか、シーズン別のタイヤの種類について、説明していきます。
【シーズン別タイヤ】
シーズン毎に使い分けるタイヤには、サマータイヤとスノータイヤ、オールシーズンの3つの種類があります。
サマータイヤは、ずばりノーマルタイヤのことをさしており、春~秋にかけて使用することが可能です。夏タイヤと言われることもありますね。
高いグリップ力のあるタイヤにはなりますが、気温が10度を下回ると、ゴムが固くなりやすくなり、グリップ力が低下しやすくなるのがデメリットと言えるでしょう。冬には不向きのタイヤです。
スノータイヤはスタッドレスタイヤのことを指します。冬タイヤと呼ばれることもあります。降雪地域では必須のタイヤで、ノーマルタイヤと比較して、特殊な溝が施されています。また、低温にも強いゴムが使用されているため、高いグリップ力を持っています。積雪した道や凍結した道に強いのが特徴です。
しかしながら排水機能が低いので、雨の日など濡れた道を走行する場合は、スリップするリスクがあります。
その構造上、どうしても燃費が落ちやすくなるのもデメリットの一つ。高いグリップ力があるからと言って、年中使用できるわけではありません。
そして、オールシーズンタイヤは、その名の通り、年中使用できるように開発されたタイヤです。サマータイヤとスノータイヤの良いとこどり、といったところでしょうか。ただし、サマー・スノータイヤの各々が発揮できる最高のパフォーマンスまではどうしても到達しづらいことに注意が必要です。
凍結した路面や積雪地域を走行する場合は、やはりスノータイヤを使用したほうが安全と言えるでしょう。
【シーズンに合わせたタイヤ交換のタイミング】
それでは、サマータイヤとスノータイヤを使い分ける場合、いつ交換すれば良いのか、その交換のタイミングについて具体的にご紹介します。
サマータイヤからスノータイヤへ交換する場合は、気温が大体10度~7度を下回る前に交換することをおすすめします。
スタッドレスのイメージが「雪」として強いのもあってか、降雪を目安にされる方もいるのですが、サマータイヤの弱点を考えると、気温が低くなる前に、早めに交換した方が安全です。
降雪し始めてからでは、サマータイヤの弱点を発揮しながら走行することになってしまいます。本当に危険ですので、雪道はサマータイヤで絶対走行しないでくださいね。
スノータイヤからサマータイヤへの交換のタイミングとしては、気温も10度を上回り、あたたかくなり始めた頃がおすすめです。地域によって格差があるため、一概には言い切れませんが、大体3月中旬~4月頃を目安にすると良いでしょう。なるべく雨が降りやすい季節に入る前に交換しておきたいですね。
地域によって、気温の上下が異なるため、もし迷われた場合は、ディーラーやカーショップなどに一度ご相談してみてください。
②タイヤが劣化した時
タイヤの劣化は、とっても重要な交換のタイミングの一つ。タイヤが劣化しているサインを見逃して、バーストを起こすと、重大事故に繋がることもありますよ。タイヤがダメージを受けるのは、日数の経過だけではありません。タイヤの劣化に早期に気づけるよう、劣化サインについてこれからご紹介していきます。
【スリップサイン】
通常、新品のノーマルタイヤを購入した場合は、タイヤの溝の深さは8mmです。この溝の深さが1.6mm以下になると「スリップサイン」というものが現れます。
スリップサインの見方を具体的にご紹介しますね。
a.タイヤの側面にある大きな三角形の印(基本的に6箇所)を確認する。
b.その三角の頂点から、延長するライン上にあるタイヤの底面をチェックする。
c.三角形の頂点の延長線上にあるタイヤの底面に、しっかり溝が途切れることなくあれば、問題なし。もし、溝が消えて、平らになっているようであれば、それがスリップサイン。
スノータイヤ(スタッドレス)の場合は、新品時の溝は10mm、この半分まで溝が浅くなると、交換が必要となります。スリップサインの変わりに、プラットフォームという交換の目印があるので、そちらを参考にしていきましょう。
プラットフォームも、スリップサインと同様に簡単に確認することが可能です。タイヤに矢印が印されているので、その矢印の延長線上にあるタイヤの溝を確認してください。溝が消えていたら、タイヤ交換のサインです。
サインは必ずタイヤ全てで確認してくださいね。
【タイヤ溝ゲージの確認】
スリップサインは推奨されるタイヤ交換のサインになりますが、サインが出現してから交換するのが不安、という方も中にはいらっしゃると思います。そんな方には、タイヤ溝ゲージを使用し、ご自身でタイヤ溝を測定されることをおすすめしますよ。
タイヤ溝ゲージは、カー用品としてカーショップなどで販売されています。使用する際にはスリップサインの位置は避けて測定するようにしてください。
タイヤの溝を測定する場合は、サマータイヤで溝の深さが2~3mmになった段階で、タイヤを交換することをおすすめします。
【経年劣化】
経年劣化のサインとして、特に注意が必要なのは、タイヤのひび割れです。タイヤは天候によってもゴムが劣化しひび割れを起こすことがあります。ひび割れは、ゴムが薄い溝やタイヤの側面にできやすいので、よく注意して観察してください。
ひび割れをしていたら、バーストするリスクがぐんと上がりますので、早急にタイヤ交換をしましょう。
前回のタイヤ交換から4~5年経過している場合は、タイヤがひび割れしている可能性があります。また、タイヤの製造年がタイヤの側面に記載されています。そちらも参考にしてみてくださいね。
ひび割れについて、タイヤの側面を段差などで擦った時も、注意するようにしてください。
タイヤ側面にダメージを受けている場合は、その時は見かけ上変化がなくても、後々変化が出現している可能性があります。
走行距離が30,000kmを超え始めるようですと、タイヤの溝が摩耗して、1.6mm程度まで擦り減っている可能性があるので、交換をおすすめします。
タイヤのインチアップ
タントの標準装備のタイヤサイズは「155/65R14」であるとご紹介しました。
タントのカッコよさをワンランクアップすべく、タイヤを大きくしたい方もいることでしょう。
タイヤサイズを大きくすることをインチアップと言います。タイヤを純正サイズではなく、大きいものを装着して良いのか不安になる方もいるかもしれません。タイヤのインチアップは、規定内のサイズにおさまれば、車検も通すことができます。タイヤの幅がホイールハウスから露出せず、ハンドルを切った際にも、車体に当たらなければ良いだけなので、適正なサイズを選択すれば大丈夫ですよ。無理なインチアップだけは絶対にしないでくださいね。
タイヤをインチアップをする際に注意が必要なのが、ホイールもそのサイズにぴったりのものに変更しなければいけないこと。つまり、どうしてもタイヤ代とホイール代の両方の費用がかかるので、そこは覚悟をしましょう。
タイヤのインチアップのメリットを挙げてみると、
・タイヤが大きくなることで、風格が出る。
・タイヤの幅が大きくなるため、地面との接地面積が増加し、駆動性や制動力が向上する。
・タイヤの側面のたわみが減少し、ハンドリングが向上し、運転しやすくなる。
・タイヤのたわみが減少し、ブレーキングが安定する。
といった感じでしょうか。
タイヤのインチアップのデメリットとしては、
・クッション性が減少するため、乗り心地が悪くなる。
・接地面積が増加するため、走行音が大きくなりやすい。
・燃費が悪くなりやすい。
インチアップを考えられている方は、メリット、デメリットを考慮したうえで、選択するようにしていきましょう。
タントの標準装備の純正タイヤサイズは「155/65/14」なので、14インチのタイヤを使用していますね。
ここで、筆者のおすすめする安全な走行に適したインチアップサイズは、15~16インチです。例えばタントの660カスタムRS 2WD、660カスタムRS 4WDと一緒のサイズである、「165/55/15」も良いですし、16インチにアップするのであれば、「165/45/16」も一つの例として挙げられます。
17インチのインチアップも装着実績が過去にあるようですが、耐荷重不足になる可能性もありますので、注意が必要です。安全性を考慮すると、16インチまでのインチアップがおすすめです。
サイズだけ聞いてもいまひとつピンと来ない方は、どのサイズにインチアップすれば良いか、ディーラーやカーショップなどで一度相談されることをおすすめします。実際にタイヤを見ることで、イメージもつかみやすくなると思いますよ。
まとめ
今回ご紹介した、タントのタイヤサイズについてまとめると、
- タントの純正タイヤサイズは、標準装備で「155/65/14」となっている。ただし、660カスタムRS 2WD、660カスタムRS 4WDにおいては、「165/55/15」となっている。
- サマータイヤからスノータイヤへは、秋から冬に交換が必要。
- スノータイヤからサマータイヤへは、冬から春に変わる時に交換を行う。
- タイヤの劣化において、ひび割れは重要なサイン。ただちに交換を行う必要がある。
- タイヤの交換の目安として走行距離が30,000km超え始めたり、前回のタイヤ交換から3-5年経過している際も、交換を考えたほうが良い。
- タントのタイヤは、インチアップすることも可能。
- 安全を考慮し、16インチまでのアップがおすすめされる。
- インチアップした際のメリットは、タントの見た目がさらにカッコよくなることや、運転の安定化がある。
- インチアップすることのデメリットとしてはクッション性が低下するため、乗り心地が悪くなったり、走行音が大きくなったりする。
- インチアップの際には、ホイール交換も必要となるので費用がかさみ易い。
タントの場合、その車自身の人気もあって、タントにぴったりのドレスアップができる、タイヤやホイールが豊富に揃っています。
折角のマイカーですから、ホイールも特別なものにしてあげたいですよね。
インチアップを考慮される場合は、車検の通る安全運転ができる範囲で変更するようにしましょう。
安全なタイヤを使用し、素敵なカーライフをタントと一緒に過ごしてくださいね。
下取りは必ず一括査定!
ディーラーでは30万円の下取りが、
買取業者では80万円になることが
多々あります。一括査定サイトを使うことで、
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