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「・・・が国土交通省にリコールを届け出ました。」
新聞、SNSなどでよく耳にするニュースですが、さて車のリコールは、どれほどの頻度で起きているのでしょうか?
国土交通省によると、一年で300~400件以上のリコールの届け出があるようです。
年に300~400件となると日常茶飯事とも言えますね。
よく耳にする分、聞き流してしまう方も少なくないと思いますが、所有している車種であったり、身近なところで使用されている、、となると話は別です。
令和2年6月24日、トヨタ自動車が「プリウス」のリコールを国土交通省に届け出ました。
プリウスといえば、常に年間販売台数のトップにランクインする人気車種です。
ユーザーの皆様はもちろんのこと、次の車にプリウスを考えている方など、リコールの内容が気になりますよね。
ということで、今回はプリウスのリコールに焦点を当ててみようと思います。
リコールとは
トヨタプリウスのリコールについて解説していく前に、そもそも「リコール」とはどういった状況のことを指すのでしょうか?
リコール制度とは、設計・製造過程に問題があったために、自動車メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度です。
国土交通省は、上記のように定義しております。
自動車メーカーが自らの判断により回収・修理を行うという流れになります。
自動車メーカーが自らの判断により、、という点が肝となりますね。
つまりそのきっかけとなるのは、ユーザーからの不具合の報告やクレームが大きな役割を担っているという事です。
もちろん、メーカーもアップデートをし続けているのですが、ユーザーは日々の点検を怠らない事が大切です。
何か不具合に気づいた時には、メーカーや自動車相談窓口などに相談しましょう。
受けの姿勢でなく、自分の身は自分で守る!
安全運転には点検も含む事を忘れないようにしたいものです。
リコールの概要
冒頭でもお伝えしましたが、令和2年6月24日にトヨタ自動車は、平成26年~令和2年に生産したプリウス、プリウスαのリコールを国土交通省に届け出ました。
概要としては、ハイブリットシステムの異常判定時の制御プログラムが不適切であったことです。
極低速から急加速をするような高い負荷がかかる走行時に昇圧回路の素子が損傷した場合、フェールセーフモードに移行できないことがあります。
そのため、警告灯が点灯して、ハイブリットシステムが停止して、走行不可となるおそれがあるとのことです。
改善策としては、異常判定時の制御プログラムを対策仕様に修正。
修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器のモジュールを無償交換ということです。
プリウスの過去のリコール情報
直近のリコールを確認頂きましたが、プリウスのリコールは今回が初めてではありません。
特に大規模なプリウスのリコールが実施されたのは、平成22年2月9日。
ブレーキの不具合が原因とされ
対象は国内外で43万台超えとなり、トヨタへ大きな批判を呼びました。
この大きな批判を受けることとなった背景に、平成21年8月にカリフォルニアで起きた、トヨタ車の事故があります。
結果的には、デフォルトの物とは違う分厚いフロアマットを使用していたことで、マットがアクセルに引っ掛りアクセルもブレーキも操作不能になってしまったことが原因と判明しています。
この事故の以前からトヨタの複数の車種で「アクセルの戻りが悪い」「ブレーキが利きにくい」など
大規模な一連のリコール、批判騒動は、トヨタバッシングと呼ばれております。
まとめ
トヨタ・プリウスの不具合、リコールをまとめると・・・
・直近のリコールは、令和2年6月のハイブリットシステムの不具合。
・過去、アメリカで起きた事故を皮切りに、トヨタバッシングと呼ばれる批判があった。
・最大の理由はブレーキの不具合。その背景がありプリウスも大規模なリコールと繋がった。
・プリウスに限らず、車のリコールは年間300~400件実施されている。
・リコールの届け出を待つのでなく、日々の点検を心掛ける。
いかがでしたでしょうか?
今回はトヨタ・プリウスのリコールについて解説をしていきました。
メーカー、車種に関わらず、リコールは毎日のように起きているのがわかったと思います。
これらは、自動車メーカーが自主回収・修理を行うという制度ですが、全てのきっかけとなっているのは、ユーザーの皆様のクレームからスタートしております。
毎日の点検を心掛け、少しでも気になる点がありましたら、そのままにせず声を上げてほしいと思います。
一つのクレームが、全世界で起きてしまう大きな事故を未然に防ぐ事に繋がるかもしれません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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